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【3/15】 例大祭(新刊の真のあとがきとして) ※mixiと共用文

 自分が小説を書いて他人に読ませるような人間になるなんて、昔は思わなかったです。
 だから今でも、同人創作として小説を書いている自分が自分でちょっと信じられない。

 そういう境遇の中で、たとえばほりごたつであれば翔菜さんであり穂積名堂であれば近藤さんであり――小説書きの前に「同人誌制作者」という立場。
 参加させて頂いた合同誌でお世話になった、熊さんや人比良さんもそう。
 この方々は、小説を書く前に「同人誌を作る人」という、私の目の中で一つの独立した姿。
 私はまだ小説書きである自分を信じられない傍ら、それ故にこそ、今後に向けて同人誌を作るという立場をきちんと確認しておきたかったです。
 不安でしょうがなかった。
 同人誌を製作するって、どういう作業が必要なの?
 その醍醐味は?
 同人誌を書く、という行為の本当の姿をいつまでも捉えきれぬまま確信の持てない価値観が降り積もって、このままだと雪だるま式に不安ばっかりが募りそうな気配がしてた。

 幸運にも上述のとおり同人誌を作り慣れた人達に多々巡り会ってしまい、私は原稿だけ書いたらイベント当日には書籍になるという、図々しい創作生活をこれまで送らせていただいてました。
 その中で書籍はまだ、自分にとって東方創想話の延長線上にある気分でもある。
 二見さんにはかなり極論化して山手線の中でこのことを話したんですが、例大祭を終えた今もある一面でその想いは変わらない。
 これは大変安全な考え方であり――しかし同時に不遜で、書籍という舞台に対し横柄で、浅薄で薄情で、つまり危険因子となりうる考え方。
 たぶん誰かが表立って、そういう私の考え方を責めてくることは今までもこれからも無いだろうとは思います。
 ただ私自身の問題。
 SS書きを続ける中でSSに対して、引いて創作に対して、或いは人に対して、とてつもなく不安を抱き続けてしまう。不遜な同人ライフを招く危険があると怯え続ける可能性がある。
 更におまけながら、私本位で言えば――こんなにも恵まれて甘えすぎた境遇で、いきなり創作に空虚感を感じてしまう日がひょっとしたら来てしまうかもしれないと感じた。
 それも含めて横柄であり、不遜であり、
 そして実はそれが一番怖かったりもした。



 「同人誌を製作する」という活動とは?
 ……物心両面から、それに一度きちんと向き合っておく必要を感じ始めたのがちょっと前。
 折りしも、例大祭でほりごたつの名前を借りて個人誌を作らせてもらうことになった時です。

 そこを機会にして、自分がやり続けようとしていることを一度極端な形で確認しておきたいと思い、今回は近藤さんにも翔菜さんにもあまり声を掛けてしまわぬよう過ごしました。最終的にはお二人の力も借りてしまったんですが、それは今に至って、ある程度納得いってます。
 物語自体は、面白いかどうかはさておき例大祭に上梓できた時点で最低ラインはクリア。
 あとは、自分の中で動いていたもう一つの「例大祭」にケリをつけられたかどうか?

 やれレイアウトだとかやれ誤字脱字だとか、或いは人との折衝とか、一つひとつの要素における失敗も成功もこの「ケリ」については関係ない。最初からすべて成功する訳は無いし、そんなことは望んでいない。
 とんでもない失敗もしましたし、最終的には色んな人に迷惑を掛けました。
 言い換えればそれらの失敗を、それでもぜんぶ「自分のせいに出来た」ことによって、一つ今回の意味を貫き通せたんじゃないかと私は自己判断しています。
 
 

 今回は本当に我が儘を貫いたイベントでした。
 本として完成したのは奇跡のようで、その実結局は近藤さんであり翔菜さんであり、そして不躾なやりとりに嫌な顔をせずお付き合い頂いた絵師さんであり、その本を笑って受け取って下さった皆様であり……
 数多皆さんのおかげです。
 私がいかなる心根で活動しようと、変わらない事実。

 そして今後はまた、原稿だけの人にしばらく戻ると思います。
 個人誌を出すときが今後もう一度二度とあったとしても、装丁・編集等は近藤さんにすごく色々お知恵を借りてしまいそうな気がします。
 というのは、それも一つの……まぁ、いいやその辺は。
 要するに、今後独立独歩でやっていこうなんて目的だった訳じゃない、ということです。
 
 ある意味で数奇なライフを辿ってきました。
 20歳まで同人はおろかアニメや漫画などのサブカルなんて全く触れず、なのに東方を吹き込まれた直後に気付いたら小説を書き始めていたような具合。赤面を導くのが必定、誰もにとっての青春のマストアイテム、
 「中学時代の創作ノート」
 ……なんてものも当然無くて、そもそも創想話に投稿した時点で自分が書いているものにSSというジャンル名があることさえ、知らなかったあの当時の私。
 もちろん同人誌というのが何なのか、最初は分かりませんでした。
 百歩ほど遅れながら創作しつつ、その意味や楽しさ、責任、価値や存在意義や自分の中での理由付けを一つずつ確かめながら、今後は同人創作に当たってゆければと思います。
 そのための例大祭には出来たかなと思います。

 一環の活動を通じ、今までずいぶん失礼なことを言ったり、口に出さずとも相当不遜な考え方をしていた部分は少なからずあると思いました。
 そして今回、色んなミスに「多忙」という理由があったことは、敢えて明言します。
 それにつけてこそ、自分が本を作る一つひとつの行程にとても甘くて、いい加減なことばかり考えいい加減なことばかりやっていたことに気付かされた。
 本を作る、
 SSを書く、
 同人という世界で色んな人々と笑いながら創作を続けてゆく、
 その活動に今後も与する上で、どうしても不安に思っていたことを取り除くためとして、今回の例大祭は私の中で密かに裏コンセプトを持っていました。

 それらに今日を以てある程度メドが立ったので、改めてお詫びと御礼です。
 他の大勢に向けちゃうと水が薄くなるので敢えて特定の名前は文末に挙げぬこととします。
 色々と頼ってしまいましたが、今回は本当にありがとうございました……なのです。
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