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【3/24】 東方不敗小町5 レポ

 例大祭の新刊のあとがきに「私にとっての同人誌」みたいなテーマで一筆書き添えてますが、方や私にとっての「同人イベント」とは?
 打ち上げの宴席で話題に持ち出した内容なのですが、大学時代に行った広島コミケは除外するとして、私の初参加イベントは06年の紅楼夢。
 彩雨草子が発表されたイベントですね。
 そして私が初めて「東京」という地の土を踏んだのは――2007年の今回と同じ3月21日、東方不敗小町3。

 その頃の東方熱を思い出しつつ、今回のレポへ参りましょう。
 まるで寓話のように穏やかに凪いだ書き出しですがそこはどうあれ反魂さん。

 このレポは20KBに圧縮した簡素版を先にミクシーの方へ上げていますが、その時点で知っていたのがktさんと鼠さんと豆蔵さんだけ。
 現地でお逢いした多くの人にも知らせなかったとんでもない一幕が、解散から僅か20分後に訪れていたなんて。
 言ってる自分でも、未だ信じられなかったりします。




■1日目
 
 しかし順序よく、1日目から。

 午前5時30分。
 曙光もまだ遠い、夜そのままの暗闇翳る細道。

 ――そこには、キャリートランクに段ボールを括り付けた巨大な荷物をアスファルトにガロガロ転がす、立派な不審人物Aの姿が!

 元々不敗小町へ出向く理由となったのは、KOTOさんサークルデビューへのお手伝い。
 そんな初参加の方に、有事の際はサポートできればと細々した小物を詰め込んだら荷物一杯夢いっぱい。
 加えて、

反魂「ところで、ですね……あの、私の新刊も置いて良い?」
KOTO「あきゅ。」

 前夜の1時頃――つまり出発の4時間くらい前になってようやく話をさせていただいて快諾を得、ハトロン紙一包み新刊を入れた段ボールがキャリーの上にどすん。
 ずっと切り出せず、前日になってからのお願いにOKしてくださったKOTOさんは本当にあったかい。

 倉吉駅から特急「スーパーてゐ」に搭乗。
 JR酉の企画きっぷで「倉吉東京往復きっぷ」という、特急・新幹線の指定席を乗り継げるという便利な代物。
 
 デカブツをえっちらおっちら車内に運び込み、座席についてぐったりする反魂さん。
 そこへ、

佐藤さん(仮名)「やあ、○○さんじゃないか」
反魂さん(P名)「あ……うぇ……ええ!?」

 職場の先輩でした。
 イベントへ赴く早朝といえばオンオフで言えば確実にオフ気分。
 完全無欠のイベントモードに染まっていた反魂さんの心と肩肘にぴーんと緊張が張りつめます。

 別に部長や次長と逢った訳じゃないですがだって。
 だって……目の前の段ボールの中にはネコミミ阿求さんが入ってるんですよ?
 見られたら大変なんてもんじゃない。
 
 東京ディズニーシーへ行くという先輩さんとは見事、終着駅までご一緒することに。
 新幹線は席が離れてはいたんですが。
 
 あれです。
 例大祭の時にも言ったけど、

 出発くらいネタ抜きで行きてぇ……


 *


 正午頃に東京入り。
 二見さんと野球観戦する予定でしたが急遽所用ということで、大学時代の友人tyapi君と二人で東京ドームに乗り込みました。
 東京ドームの最寄りは水道橋駅。
 秋葉原駅から山手線で巣鴨駅へ、地下鉄三田線に乗り換えて水道橋駅へ。

 ※写真は当初掲載していたのですが、どうやってもレイアウトがずれるので割愛。
 この罫線スキンは欠陥品だと思うんだがどうか。


 チューハイにチキン片手、ついでに写真好き同士ということでデジカメを振りつつ蝶まったり。
 そう、野球を撮影するためのデジカメが一個余計な荷物として存在しているから、今回大荷物に拍車がかかったんだ。
 でもま、楽しかった。
 東京に来て以来SS関連の方々と遊び歩いてしまうことが多くて、tyapi君との行脚は久々でしたね?

 試合後はうねる人波の通りに歩いて行き、総武線水道橋駅から二駅で秋葉原へ到着。
 ……あれ? 気のせいか今往路の1/4くらいじゃなかったか?
 
 そして21時前後まで電気街を散策。
 こういう純粋な散策を二人でやるのも久し振り。おなかいっぱいでした。

 *

 tyapi君と別れ、今回褥をお貸しいただくktさんに連絡。

反魂「今から向かいますー」

 と言いつつ総武線。
 前回例大祭でも2度に渡ってお世話になったので、ktさん宅へは案内無しでも普通に行ける。
 到着した駅の構内から歩み出したところで、しかし颯爽とすれ違うトレンチコート。

 あはん、迎えに来てくださるなんて。

 しかし耳にはイヤフォン。
 あ、やばい。こっちに気付いてない。
 一路駅へ向かってるよ次元!
 ついでにこっちには、段ボール付きキャリートランクというオプション桎梏。


komati2.jpg

komati3.jpg


 駅の構内まで追い掛けて挙げ句の果てに一度見失い、青息吐息の末にようやく合流。

kt「ごゆっくり」
反「はーい」

 ktさん宅で座布団をお借りし本当にゆっくりマッターリしている反魂。
 いきなり聞こえてくる謎のSE。

kt「キュピーン!」
反「おお」
kt「あんぎゃーっ」
反「わおう」
kt「くっくあドゥードゥルドゥーっ」
反「いいぞもっとやれ」

 発言者とオノマトペには若干の脚色。
 LimeChatってこんな色んな音が出せるんですねえ――ということで、IRCの音でした。
 
 そのまま調子に乗ってktマシンをジャック、見慣れた面々にkt名義で茶々を入れつつ、割と早めに夢の世界へ行かせて頂きました。
 来て寝るだけみたいで、ktさんほんとにごめんなさい。

 ――あ、そうだ。
 ななついろドロップスのフィギュアをちゃんと組み立ててから寝ました。





■2日目


 それでは、イベント会場でお待ちしてます。
 一日お世話になりました。ありがとうございます。

                  稗田阿求
 

 
 蕩々と眠るktさんの枕元にメモ書きを残して一人出発。
 実はこの夜もお世話になることになってた(らしい)のですが、反魂さんうっかりそれを失念して全荷物を撤収してしまいました。
 またも段ボール付き略のキャスター音を、今度は東京の朝に朗々と奏で上げて出陣の気勢。

 総武線乗り換えの秋葉原駅で、不要な荷物をコインロッカーに放り込んでSUICAでピッ。
 便利な世の中になったなあ。
 これでようやく身軽になりました。


 
 ktさんが蕩々と眠っていたのは何故か?
 反魂さんが起こさなかったのは何故か?

 まだ6時半だったからです。

 KOTOさんが当日朝に高速バスで入京のため、私のみが早めの出発。
 品川駅でKOTOさんと合流し、二人してスタバで時間つぶし。
 とってもはじめましてー。
 寒い寒いを連発するKOTOさんの前でコーヒーを啜る反魂、七分袖。
 現鳥取人と元鳥取人の――ってここまで差が出るかー!
 単純にさむがりなKOTOさん萌えるよ。
 
 *

 イベント会場へ。大田区のPio。
 初めてのサークル準備となるKOTOさんを、張り切ってサポートする反魂さんです。

反魂「サークル登録はたぶん本部とかで受付してます。書類と見本誌を提出されたらOKですよ」
KOTO「あきゅ。」

 積極的なリード! 
 しかし数分後、普通にアナウンスで流れる受付方法の説明。
 私が逐一逐次説明しなくても良かったな。
 
 ……いやいやしかし、なんせKOTOさんは初参加ですからね。
 準備万端のように見えても、細かい忘れ物が割とありがちな筈です。

 そんな時のために反魂さん、自分がサークル参加できるんじゃないかっていうくらい充実した準備を揃えてきたのさ!
 例大祭のために用意したグッズをそのまま流用。
 俺の四次元ポケットが火を噴くぜ!

反「クロスは……」
KO「あります。こんなんで良いですかー」
反「ポップは……」
KO「こんなんで良かったですかー」
反「じゃ、じゃあお釣りは……」
KO「これくらいで良いですかねー」

 おいこの人すごく落ち着いてるぞ!

 おつりくらい忘れてみようよ!(※1)
 そしたらみんなにたっぷりNDKとかKNK(※2)されるのに!

 ※脚注1;例大祭でサークル参加時に、おつりを忘れた間抜けが居た。
      その間抜けは反で始まる名前らしい。 
 ※脚注2;KNK……「きみ、なにしに来たの?」

 結局私は何も手を出さず、てきぱきこなすKOTOさんの横でぼへーっ。
 乗り込んだのが早かったのもあって瞬く間に準備が終了してしまい、残った時間はKOTOさんと二人でぼへーっ。
 それを良いことに、通りかかる知り合いをことごとく呼び止める反魂さんであった。
 
反「わーい」
東「あ、こんにちは」
KO「?」
東「あ、東雲です」

反「わはーい」
熊「あ」
KO「?」
!「うにかたです。」

 いずれも別に挨拶に来られたとかじゃなく、文字通りの通りがかり。
 東雲さんはKOTOさんに新刊を渡されるや自スペースに慌ててとって返し、方や赤色バニラお二人に至っては恐らく、会場への来っ端だったんじゃないかと。
 確実に皆さんの準備活動を邪魔してますね。

 そして熊さんに数ヶ月越しの約束。天神イベントでのコピ本「恋ノカタチ」を手渡す。
 これで私の手許に残るは2冊。私のと、あと1冊はつくしさんだよ。

 そうこうしてたら、鳥居さんが来られました。
 荒御霊さんの売り子としてだそうです。
 来られているかどうかが不確定だったので、うっかり挨拶にも出向かないで――すみません。

 

 色々なやりとりを経て、時は10時45分。
 ここで一般入場開始。

 既に各所で触れられているのでご存じの方も多いようですが、今回の小町は開始15分前に会場へ一般列を流入し、「最初に行くと決めたサークル」に並んでもらうという新たな手法を取り入れていました。長蛇の列形成が困難な会場に即応したシステムのようですが、
 ……これはこれでもう一つ面白い効果をもたらしてくれるのです。

 うおっ、KOTOさんの人気っぷりすげえ!

 ずらーっと並ばれる人々。
 これ作者さんにとっては嬉しい光景ですよねぇきっと。

 なんかオラワクワクしてきたぞ!
 入り口付近のスペースから流入してくる人波を横目に、伸びゆく列を我が事のように喜悦して眺めていましたがさて。

 さてさて、絶えず流入してくる一般参加者。
 列。
 このブースは入り口付近。
 割と大きな列が出来ている。

 ――乾いた喉が、こくりと鳴った。
 蘇る例大祭の記憶。
 私自身の行動ではない。それは伝説のマジパねぇ大先輩、ベテラン近藤さんの振るったタクト。
 穂積名堂に列が出来たという一幕。
 その瞬間の近藤先輩――嗚呼、あの伝説の先輩ならこんなときどうしたか?

 睥睨すれば今日の売り子は、KOTOさんと私で二人居る。
 意を決した反魂。
 ブースに伸びる列に向かい、ついに、渾身の一言を唇から零す。

反魂「あ、すみませーん二列で形成してくださーい」
人々「――(スッ)」


 勝った……ッ……勝利ッ!!
 俺は今この瞬間……売り子スキルにおいて……床間た○ひさんに…………
 これは……我が勝利ッ……まぎれもない……大勝利ッ……!!

 ……という、この辺は身内ネタですが。



 一人キラキラと充足感に浸る反魂さんでしたが、そのお手伝いはいずれにせよ一瞬でした。
 一瞬。 
 まぁ直接は言わなかったものの、搬入されてた段ボールに書いてあった部数をちらっと見てしまった時から薄々分かってた事です。
 ああ――KOTOさん。
 貴方でこの数じゃ長く持たないわ、と。

 11時20分。
 開場から僅か20分にして新刊払底。

反魂「おめでとーKOTOさん!」
KOTO「あっきゅっ♪」

 というわけで、卓上には早々にして私の例大祭新刊のみが置かれる事態に。
 ごめんなさいKOTOさん、これじゃまるで私のスペースだよ。



 その後スケブ無双を始めるKOTOさんの隣で私が何をするかと言えば、コスプレ広場の真ん前という立地条件を活かしてふはーとかほへーとか。
 じっくり見れて、すげえ良い場所だ。
 目がいやらしそうとか思った奴一歩前へ。
 
 その後KOTOさんにちょっと許可をいただき、正午頃をメドに外回り。

 まずは荒御霊さんのところへ。
 上述の鳥居さんが来られた際に和泉幸奇さんの新作をいただいていており、逆に私の本を鳥居さんに託すだけ託して挨拶してなかったというこの不躾さが反魂さんの代名詞だな!
 和泉さんに改めてご挨拶。
 若者っぽくて颯爽とした方でした。こう言いつつ初めての邂逅ではないのですが、例えば最初にお会いしたときはレミリアであられましたからね。
 何となく色々話し込んでしまいました。初対面の人への挨拶ではあんまりペラペラ喋れない私にして、この展開は結構珍しかった。

 続いて東雲さんのところにもご挨拶。
 誰かがおっしゃってたけど東雲さんとても真面目で誠実そうな人なんですよねえ。
 
 赤色バニラさんへ行くとうにかたさんのみ。
 その手には、白いノートブック型のアレ。

反「それはもしや!」
う「買いましたよ反魂さん」

 うむ、これでうにかたさんも凄い速度で原稿を書いてきそうな気がするぞ!
 というわけで新兵器を手にしたうにかたさんは殺意の波動に目覚めるのであろう。

 そこからVENIさんや鼠さんにご挨拶。

 というわけで挨拶回り終了。(ぁ



 本当に今回、知ってる人があまり参加してなくて挨拶回りが少ない。
 二見さんは12時過ぎに来るという。tyapi君は寝坊したという。
 途中鳥居さんが再びやって来られて「暇ですー」と言って去っていった。同意しておいた。
 売れ行きはどうあれ、どこのサークルさんも同じような感じだったんじゃないですかね?
 それもまた、小規模イベントっぽくてのんびりまったり。新鮮でした。

 やがてktさん、追って二見さんも到着。
 二見さん曰く、ルドさんも近辺に来ているという。

二「ルドさんさあ、反魂さんが来るって言ったら『は? あの人来てんの? 何しに?』って言ってたよ」
反「OKルドルフころす」
  
 結局その内ルドさんもやって来て、後は代わる代わるやって来るSS勢と適当なお話。
 その間私の本もちょこちょこと出て行き、残すは最後の2冊となる。

 その内1冊はほんの僅かですが角が折れていたので、2時30分頃に出て行った1冊をラストとして、私も晴れて完売御礼!
 本当にありがとうございましたKOTOさん。
 と、手にとって下さった皆様。

 いよいよやることが無くなった。
 お隣のナナシノ十字星団さまのところに水中花火さんらしき人影を見るも挨拶できず。
 神主らしき人が通りかかるもまさか挨拶できず。
 例大祭でお逢いした阿求コスの人が今回もおられ、こちらはご挨拶。某氏のお知り合いだったそうな。



 そして――最後の最後。
 忘れもしません。終わり間際の間際。
 2時59分。
 ドラマティックで鮮烈な出来事でした。
 KOTOさんに「片付け始めてもOKですよ」とまで声を掛けた、確かその後のことだったと思います。

?「あの……新刊ありませんか」
反「あー、KOTOさんの新刊はもう売り切れなんです」
?「えーと……こちらの本」
反「これは私の本で、委託の例大祭新刊なんですー。表紙絵はKOTOさんなんですけどねー」
?「いえ……これを1冊」
反「まじですかー」

 角折れがあるので申し訳ないなーと思いつつ手渡す。

?「あと、これ差し入れです」
反「きゃあ! ありがとうございます」
?「開けてもらって良いですか」
反「え? あ、はい」

 紙箱に入っていた品を見た瞬間――
 私の中で推測が推測を挟まず、一瞬にして確信まで駆け抜ける。

反「は……花の髪飾り……」
?「前回のは割と壊れやすい素材で出来ていたので」
反「ということは……まさか……」

 ……というわけで、アシェリーさんでした。
 註釈しておくと――あの阿求さんの衣裳を作ってくださった方です。

 正直何をお話ししたのか覚えていません。
 拙作のファンだと言って下さった嬉しき日からゆうに1年以上。阿求さんの衣裳というとんでもない品をいただいてからだけでも早4ヶ月以上。
 とうとうお逢いし、直接御礼を申し上げることが出来ました。
 いや、全然足りないくらいですあんな御礼では。
 というかあの新刊ほんと微妙に傷物なので、今度真新しいきちんとした1冊を新たにお渡ししますから!!
 
 胸のつかえが、これで一つ下りました。
 のみならず、新規にグッズまでいただいてしまって恐縮倍増。
 その後浮かれて近場に居た数名の知人等に無駄に自慢しに行きましたが、あれは完全に勢い余った失策。
 列挙はしませんが該当する方々、いきなり押しかけて本当にすみません。

 それほどに衝撃的な邂逅でした……という言い訳。
 そのブースに鳴り響く、終幕の拍手。

 あまりにも出来すぎた劇的な展開を残し、東方不敗小町5はフィナーレとなりました。


 *


 そこから先はKOTOさんと私、更に二見さんルドさんktさん鼠さんと並み居る知り合いが全員固まってアフターへ参加。
 今までのは概ね孤独に参加していたのに、今回は6人。
 
 すると初っ端から2連続で全滅する部隊。
  
 いいか、さんすうの時間だ。
 6人居たら、じゃんけんってのは確率的に二人は勝つんだ。

 じゃあお前グー。俺、チョキ。お前パーな。
 これなら誰か勝つだろ。

 お前何裏切ってパー出してんだよ。
 そんで負けるとかどんだけアホよ。

 てかKOTOさん強いよ。

主催「じゃあ今回は負け残りルールでやってみましょう」

 ……おお、負け残りになった途端ルドさんが決勝まで残ったぞ!
 3人中2人が賞品のメッコールを手にすることが出来る!

 ――うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!
 ルドさん一人勝ちぃぃぃいいいいい!!!!!!!!!!!
 

主催「はい、今回は負け残りなので負けたお二人おめでとうございますー!」
ルド「………………ウッ」
  
 よかったねルドさん、周りからも失笑ってもらえてたよ。 



 アフターって、身内大勢で固まって参加してるとメッチャクチャ楽しいことに今回気付いたw
 かく言う私は、決勝まで2度残りながら2度とも敗退。
 なぜかエロ関係の品物には確実に2度以上勝っていく。
 無欲の勝利なんだよ。

 いやまあ、神主のサイン入りトートなんていう凄まじい一品で決勝? あたりまで残って負けた時はホント悔しかったけど。

 足跡を振り返れば結局、6人揃って鹵獲品0という無残すぎる結果に。
 しかし重ね重ね――楽しすぎたw
 身内でからかい合って散々ワラタ。

komati4.jpg


 最後に気付きましたが今回の会場、大通りに面しているにもかかわらずこんなポスターが貼付してあったんですね。

 *


 豆蔵さんと苦労して合流しつつ、このあとはしゃぶしゃぶ屋へ。
 豆蔵さんKOTOさん二見さん反魂さんの4人に、ルドさん鼠さんktさんが加わって合計7人。
 なぜかアニソンが延々流れてた。
 しかも「モノクロのキス」とか「euphoric field」とか、知らなければアニソンと分からないような選曲は店長の悪意を感じるな。
 それにしても「Virgin's High!」まで流すか。
 
 KOTOさんが健気に灰汁をとってくれる。
 すごく気を遣わせて本当にごめんなさい。
 肉とってもおいしかった。
 あとルドさんがまた最初から有頂天になって中盤沈没した。
 この人成長しないな!

 それが終わってもまだ20時30分。
 KOTOさんが東京駅からバスで帰るということで、バス停近くで立ち話が何と2時間。



 さて、しゃぶしゃぶから立ち話の間の描写がどうしてこんなにも薄いのか?
 答えは簡単です。
 
 ――あまりにも面白すぎて、全部書いてるとレポが終わらねえ。
 「笑いすぎて死にそう」とは、ktさん。
 
 今回不敗小町というイベントが小規模だったこと、例大祭に比べて団体規模が小さかったこともあり、全員参加で馬鹿話をやるもんだから凄まじい濃さで馬鹿話が進行!!
 しゃぶしゃぶから4時間、冗談抜きでほぼ笑いっぱなしという有様。

 それでは会話内容を、週刊誌の電車中吊り広告風にお伝えしておきましょう。



~月刊東方SS 3月号~

■追跡! 穏和な紳士として知られる日間氏の「変態疑惑」について迫る
■真相は闇……豆蔵氏がエロ本を書いたなんて嘘を言ったら、甘い夜が来たれっちゃう
■スクープ激写……あの近藤氏が、雨中の仔猫にカサを差し出した瞬間!
■独占取材! 大物SS作家による幻のサークル「肉と米」の真相とは
■あぁっ、入っちゃう! 入っちゃう! あーあ、入っちゃった
■怪奇! 俺は横浜にプリキュアを見に行くつもりが、気付いたら蒲田にいた
■豆蔵内野手、FA宣言へ――ほりごたつが獲得に興味、移籍か
■大好評連載コラム――『伝説のジョナサン』
■識者かく語りき! 衝撃の事実――KOTO氏は本当はえろかった
■【速報】ルドルフとトラ猫氏、丸の内警察署長に後頭部を強打
■【袋綴じ企画】「ありがとうございます、ありがとうございます、センキュー」



 今回は例大祭から時が経っていない上にイベントも集団行動も小規模すぎず大規模すぎず、目一杯おしゃべりするのには最高のシチュエーションだったんじゃないかなと思います。
 人が集まる時は集まるほどカラオケだの会食だのとイベントを画策するんですが、今回最後は「丸々2時間立ち話」。
 誠に素晴らしかったです。

 高速バスで離脱のKOTOさん、行き先の違う二見さんとルドさんが別れる。
 乗り換えの秋葉原駅まで豆蔵さんと鼠さん、更に今夜もお宿をお借りするktさんと私の4人が最後に残る。
 刻、23時過ぎ。
 また一つのイベントが終わってしまったという寂しさと共に、
 今回はいつもと毛色の違うイベント&オフだったなあと思い返す反魂さん。



 ――事件は、秋葉原駅で起きました。



 ktさん宅を出た朝。乗り換えで秋葉原駅へ降りた朝。
 午前7時半。 
 コインロッカーに預けた荷物は?
 段ボール箱をくくりつけていたキャリートランクと、野球観戦に使用したデジカメ。
 イベントでは使わないから。
 普通の判断で、コインロッカーに放り込んだ朝の秋葉原。

 旅の中では、いつも通りの出来事。
 いつも通りでなかったのは……そのコインロッカーがSUICA対応のロッカーだったこと。
 そして、SUICAで施錠したこと。
 
 該当のロッカーに歩み寄り、私はSUICAを翳した。



 そのカードで施錠されたロッカーは、ありません。

 そんな意味合いのコメントが、コインロッカーに表示されました。



 ならばと荷物を入れた筈の番号のロッカーを見ると、何故か鍵が開いている。
 開けてみても、そこはもぬけの殻。
 誰も使っていない状態。



 ……これ以上逐一追って書くと冗長なので、結論だけ。
 施錠できていなかったのです。
 鼠さんが実演して見せてくださいました。SUICAを翳した時、本来なら「この番号のロッカーで良いか?」という確認画面に飛ぶ。
 朝に私が使用したとき、そんな画面が出た記憶はありませんでした。
 SUICAを翳し扉を閉め、引っ張ってみて施錠されていたので私はそのまま立ち去りました。それ以上、何も疑わなかったのです。

 まさかまだ必要な操作があり、その手順を踏まなければ数秒後に自動解錠されてしまうなんて想像すらしませんでした。

 ktさん鼠さん豆蔵さんの3人の助言で構内すべてのコインロッカーを巡ったり、朝の行動をトレースしてみたり。
 夜遅くになって30分以上、お三方には本当に申し訳ないことに付き合わせてしまいました。
 ですが私自身、総武線山手線を乗り換える時のコインロッカーといったら第一候補はあそこしか無い。
 ロッカーを間違えているということはありません。

 荷物を入れた筈のロッカーが開いたままで、
 そこがもぬけの殻だったというのはどういうことか?

 SS執筆用のモバイルパソコン。
 それから私が普段写真趣味で使用している、本式の機材であるカメラや交換レンズ等。

 一式全て、綺麗に持ち去られました。


 
 ロッカーの管理会社は、既に受付終了した後。
 そしてそこで、豆蔵さんと鼠さんが終電の関係で離脱。
 お二人に私は、満足にさようならも言えませんでした。

 もっと言えば、完全に放心状態のままご自宅に転がり込み、そのまま不貞寝同然で寝てしまったktさんには更に申し訳ないことをしました。
 我ながら、人の家にお邪魔してこんなの最悪だと思った。
 けどそれ以上、何かを出来る精神状態ではありませんでした。

 振り絞った理性で、お三方にお願いしたのは箝口令。

 あんなにも全員ひとまとまりで盛り上がった後夜祭。
 私のドジを気にしてくれる人が居るかどうかはさておき、「あー楽しかった!」と興奮冷め遣らず後味を味わって居るであろう方々その余韻に、水を差すのだけは大罪だと思った。
 そんなことをしたら、私のショックも罪悪感も倍加してしまう。

 なのでこの事件のことは、先にお別れした二見さんやルドさん、KOTOさんも、今まで誰も知らなかったこと。
 ktさん鼠さん豆さんのお三方に凄まじい迷惑をおかけし、私自身は宴席の余韻を吹っ飛ばされそうになりながらそれでも「楽しかった一日として終わろう」と、一気呵成の不貞寝で一日に強引な幕を下ろして。 




■3日目

 ――行く場所もなく、気付けば秋葉原を歩いていました。
 性懲りもなく諦めきれず萬世橋警察署に逸失物届を提出しに行き、抜け殻の心でウィンドウショッピング。

 不思議なもので、損害額にして考えたくもないほどの被害を被りながら、一夜明ければ楽しかった想い出はきちんと蘇ってくるのです。
 それでも気を抜けば事件のことを思い出してしまうものの、楽しかった一日は楽しかった一日。
 初対面のKOTOさんともすごく色んな話が出来たし、イベントと後夜祭までの流れは百点でも足りないくらい。
 私一人で行動して、じっくりと色んな考えを整理することが出来ました。
 今回失ったアイテムをソフマップのショーケースに眺めたり、値段比較までやったりとまるで死んだ子の歳を数えるような真似をしては自分の傷に塩を塗る。
 昼ご飯は刀削麺? とかいう、変わった麺類を食べました。
 これがそこそこ美味しかった。

 14時20分、秋葉原の街を離脱。
 新幹線が出るのは14時50分。
 まだ私の荷物がどこかに存在して居ることが分かっている東京の地を、離れねばならない刻限が着々と迫ってくる。その段階になって、悔しさが蘇ったりもする。
 
 山手線を待つ、僅か3分ほど。
 ロッカーの管理会社へ電話したのはただの暇つぶし。
 
「昨日朝7時半くらいに施錠して、まだ解錠されてないロッカーが秋葉原駅の中にありますか?」
「は?」

 自分でも何を言ってるか分かりません。
 
「実は――昨日SUICAのコインロッカーを施錠し損ねたようで、その中の荷物を全部紛失したんです」
「鍵掛けなかったんだからウチじゃない、そらアンタのせいだね」

 すみませんでした。

「んで、どんな荷物入れてたのよ」
「キャリートランクと手提げ鞄です」
「……色は」
「黒です」
「……中身は」
「ノートパソコンとデジタルカメラです」
「そんなごつい物入れとったんかい」
「はい」

 その割にはホント、迂闊なことをしてる。
 警備会社の人が、そこでちょっと会話に間を空ける。
 乗ろうとしていた山手線の列車が、扉を閉めて目の前を発車してしまった。
 もう一本遅いのでも……まぁ良いか。

「……カメラのメーカーは」
「ニコンです」

 とはいえあまり秋葉原離脱が遅くなると、新幹線に乗り遅れる。
 次の列車には乗って行こう。
 それにしてもなんでカメラメーカーなんて聞くの。

「それらしい荷物預かって――から」
「え?」

 駅の雑踏。巻き起こるホームの放送。
 ちょっと苛立たしげなおじさんの声が、未だ妙に記憶にこびり付いてます。





「それらしい荷物を預かってるから、東京駅の丸の内改札まで来なさい。構内で構わないから」




 * *

 警備員さんが持ってきた荷物が目に入った瞬間、本気で目頭が熱くなったってんだからしょーもない。

 件の荷物を預かっていたのは、コインロッカーの管理会社でした。
 夜も更けた22時頃、巡回検査の際施錠されていないロッカーに荷物が詰め込まれているのを発見し、回収して預かっていたそうです。
 私が入れたのは朝の7時半ですから、14時間以上そこに放置されていたようです。
 総武線へ乗り換えるエスカレーターの付け根、いつも満杯のあのコインロッカー。しかも下の方で入れやすい場所。当該ロッカーを開けた人は日中、一人や二人じゃなかった筈です。

 警備会社のおじさんが、
 「よく盗られずに残ったなあ――奇跡だぞ」
 と、ぽつりと言われました。

 荷物をざっと確認。
 パソコンもカメラも、すべてが無事でした。



 上述の通り、電話を掛けたのは完全無欠の暇つぶし。
 施錠出来てなかったロッカーから荷物が紛失した以上、管理会社に聞いても無意味だと思ってました。実際盗難であれば、ロッカー会社に聞くのはお門違い。手順間違えてた以上施錠記録も残ってない筈ですし、あの時時間が空かなければ、電話しないまま離京したと思います。

 集積所が東京駅だったため、そのまま新幹線に乗り遅れることもない。
 奇跡。
 これはもう、奇跡としか言いようがない。
 叫び出すような奇跡じゃない。ガッツポーズを突き上げるような奇跡でもない。
 きっぱり忘れようと想いつつも一昼夜頭を支配し続けた苦味。せっかく楽しかったイベント旅行を台無しにしてしまった自分への失望。色んな人に迷惑を掛けた罪悪感。 
 それらがすべて消えた、最高級の安堵。
 乾いたような笑みと、大きな溜息しか出ませんでした。

 そんな反魂さんに、警備員のおじさんが最後に一言。
 


「じゃ、昨日と今日のロッカー代で600円ね」

 あ、はい。


 *


 新幹線が東京駅の軒から外れて気付く。
 東京の地に、雨が降り始めていました。

 この雨がきっと――神様のくれたタイムリミットだったんだろう。

 SS書きらしくロマンチックな考えを遊ばせていました。
 車窓を叩きながら横に滑る雨粒へ苦味を詰め込み、風で飛ばして、私の不敗小町旅行はここで全ての終了を迎えています。
 


 ■あとがき■


 ……というわけで、まとめへ。

 まず今回、お世話になったKOTOさん。
 改めて新刊完売おめでとうございます。
 私の新刊まで置いていただき、沢山の人に手にとってもらえたのは幸甚の極み。
 この御恩は、必ずどこかでお返しします――
 そして宴会ちょう楽しかった。ほんっとにありがとうございます!
 次またお逢いできる日が、心底楽しみ。気さくな人で安心しました!

 そしてktさん。
 上記の通りです。お世話になっておきながら後足で砂を掛けるようなあの無愛想。
 御礼も満足に言ってないですし、本当にすみませんでした。
 また鼠さんも豆蔵さんも――本当にすみません。
 そしてありがとうございました。心強かったです。

 ……以下、宴会モードに戻る。
 まずルドさんよ。
 まぁ……いいか。
 そして二見さん。
 まぁ……いいか。
 ええいお二人とも、楽しすぎる時間を超ありがとーう!

 そして豆蔵さん、幹事ありがとうございました。

 

 そしてイベントにもう一度復帰。
 現地でお逢いした東雲さん、熊さん、鼠さんにVENIさん。
 四方とも例大祭以来2週間振りで短いサイクルの再会。まったりイベントはお互い久々だったような気がしますが――改めてお疲れさまでした。
 
 その他予想外だった鳥居さんと新刊ありがとうございますの和泉さん、そしてここでレポ初登場となりますがちらっとだけ挨拶させていただいたライナさん。
 阿求合同の際は――打ち上げでそのハイテンションに乗り遅れて私が酔いつぶれていた事しか記憶にないけど! けど!
 宴席、ちょうど隣の席で泥のようにくにゃっとしていたのが私だ――なんて言ったら覚えて頂けてるのかしら。
 というわけでお三方ともお疲れさまでした。
 
 そして――忘れてはならないアシェリー様。
 別の阿求さんがまたどこかで生まれる――ことになったのか――これで――
 夏は気温の関係でちょっと難しい情勢ですが。
 それにしても本当にありがとうございます。

 傷心だった紛失事件の当夜、寝る前に拝読したカード、思わず泣くかと思いました。
 応援して下さる方とお逢いできた一日をそうやって思い出せたことを、ここにお伝えします。 



 というわけで、もう一度件の事件について。
 お釣り忘れた時はKNKで済んだんですが、今回は笑い事で済ませちゃいけない。
 ただのドジといえば確かにそう。
 でも、今回は3人もの人の笑顔を消し、夜中に付き合わせ、気を遣わせてしまった。

 例大祭から2週間で、また自分のドジでミス。しかも巨大化。
 自分自身に本気で嫌気が差しました。
 今なら笑い話になりました。
 でも、今回は盛大に人を巻き込んだ。本当は、笑い話で終わらせちゃいけないこと。
 心底から反省してます。
 本当にすみませんでした。

 

 いやもう……本当にショックだったんです。
 全部盗まれたと想ったから。

 それで……その……
 鳥取に帰ったら買えるものも買えないしってんで……
 その……



komatinimotu.jpg


 三日日の秋葉原で、新しいキャリートランク買っちゃったんだよおおおおおおおおおおおおおおお!!!?


 重い! すげえ重いよこの荷物!!
 デカイ! 
 新刊ぜんぶ売れて最大の荷物が消えたのに何で行きより荷物デカイのよ!?

 アホや俺ーーー!!!!



 そして帰りのスーパーてゐで、職場の先輩に再会。
 三連休の鳥取人、東京旅行、
 そら列車使ったら、同じような旅程になりますですよね。

 貴方もお疲れさまでした。

 ちゃんちゃん。
 なお今回は最長不倒、しめて30.4KBというめくるめくレポでお送りしました。
 わひい。

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