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【9/5】 小説の作り方

 とか言っても、専門知識が無ければ作れないものでは当然、ないわけです。
 畢竟何もかも分からなければ、作品を書くだけ書いて印刷会社さんに訊いてみれば良いのです。絵の方はピクセルサイズとかの関係があるのでおいそれと下駄を履き直しにくいですが、文章の場合は最悪メモ帳に書き連ねたテキストさえ手許にあれば事足りる。
 どうしてもフォーマットが分からなければ、そこで印刷会社さんに相談すると良いのです。その踏ん切りが付かないのであれば、身近に小説本を出した経験がある人が居るなら訊くとか、なんならフォーマットをまるっと貰ってしまうとか。
 色々拘らなければ、本を作るのはそこまで難しい訳じゃない――というのは今までも繰り返して言ってきたこと。穂積名堂さんが話しておられたのは、ある種の第二段階、という話ですね。
 印刷会社さんとか親切ですよ。右も左も分からずとも、電話したら意外なくらい相談に乗って頂けるもの。近郊に在住であれば、アポとって乗り込んで机一個コーヒー一杯で腰据えてお話ししてみるのも吉。
 私は経験ありませんけど。
 なんせ鳥取だからね。うん。

 私とて口脇白き身ながら本を何度か出したり、出すところに携わってみたりしました。
 本作りのノウハウの中にベクトルは二方向あって、方や読まれる物としての作り込み――最適な行間やフォントの探求、ルビ、紙選びからサイズ選定や広義に言えば挿絵に至るまでがその辺。そして方や、本そのものを一つの作品として創り上げてゆく営み――表紙絵を誰かに依頼したり、印刷オプションを頼んだり時にオーダーメイドの特殊装丁を施したり……そういう、時に遊び心感覚で本に付け加えるのが此方。
 後者は難しい遊びです。多少なりとも経験や、言い方を敢えて選びませんが一イベントで良くも悪くも「ギャンブル」出来る環境が無ければ、これは難しい遊びです。

 そして時に私が他人の特殊装丁や、妙に小洒落た拘りへの試みを見るに「違うだろそれは」という気持ちが不思議と浮かぶのは、それが物語そのものに結びつくものでいことを思ってしまうから。
 作り込んでゆけば同人誌は想像以上に精度を高める余地があるし、また色んなことも出来るのです。
 本を通じて物語を誰かに送り届けてゆくという活動に身を置いているのだという実感の上で、それらは全て出来る「余裕」なのです。
 だから本を作るのに専門知識ノウハウが必要とか、あまり堅苦しく考えてほしくない。
 それが私や、或いは穂積名堂さんの考えでもあると思います。なのでそこだけ、穂積名堂ラジオの蛇足として今夜はお伝え。

 同時に、本を作る者として自分にも他人にも、色々もどかしかったりするのだという愚痴紛いのことをも蛇足の蛇足として付け加えました。それは誰が悪いのではなく、況んや同輩としての嫉妬や卑下でもなく、同じように作品を紡ぐ者だからこそ感じてしまうもどかしさなのかもしれません。
 そういう不思議な感覚に陥る理由はきっと、本がある種の「生き物」だから。
 こいつがまた、手の掛けた分だけ返事をするんですよ。


 さりとて着飾るばかりが生き物ではなく、人は工夫無くても生きられるもの。
 そういう本作りの中で、あの穂積名堂ラジオが有効に活用されてゆくことを期待しております。
 誰がもどかしき何をするにしても只一言、「本作りは楽しい」という感覚に全ては結びついているのです。
 楽しんで、そして良い本を作れる人が一人でも増えますよう祈っておりまするよ。
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No title

 まず前提として、基本的な流れには同意です。

 引っかってるのが「特殊装丁や、妙に小洒落た拘りへの試み(中略)が物語そのものに結びつくものでいことを思ってしまうから。」という部分。
 「装幀が物語そのものに結びつかない」というのが納得できないんです。ほとんどの作品は確かにそうでしょう。読む行為に影響は与えるけど、言ってしまえばそれだけ。紡がれる物語とは関係のない要素で、確かに「余興」かもしれません。
 しかし、ごく一部ながら、装幀が物語と不可分、その装幀だからこそ表現し得る物語、作品といったものも存在するのでは、と。純粋な物語――文章自体「のみ」を手に取るということはできなく1冊の本という「作品」として手にする以上、装幀が物語に影響を与えることは理論的にありますし、実際にそういった作品も(ごく一部ですが)存在すると思うのです。例に挙げたのは漫画ですが自分がそう思った作品(小説では……どういう形になるんだろう?)。要するに、物語は文章(或いは漫画なら絵)そのものだけを指すのではないという考えです。ごく一部――表現のエッヂに立つような存在ですが。

 と、言葉尻を捉えた反論になってしまいました。本を作るのは簡単で文章以外は「余裕」の部分だよという主旨とは反する形なのですが、その主旨自体には異論はないです(もとい、自分はそれを体感できる立ち位置ではないので正しいのだろうと思う、です)。
 長々と失礼しました。
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