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【12/8】 読書感想文『推定少女』(著:桜庭一樹)

 「砂糖菓子」から魅入られた桜庭氏の、砂糖菓子より少し前の作品。
 主人公カナを中心として白雪、千晴、或いは警察官や「評論家」に至るまで、キャラクターがとても分かりやすい。唸らされるような巧みな小説ではないけれど、それ故感情も移入しやすい。カナも白雪も、すべてキャラクターが可愛らしくて好きでした。
 こと千晴のユニセックスな雰囲気は、不安定な十代前半の少年の心に直接触れるようで、どきりとする不思議な緊張感を感じることが出来ました。

 ジュブナイル小説は世に数多あれど、本作や「砂糖菓子」で桜庭氏はその主人公に「少女性」という感じの、とても女の子らしくて、機微とか哀しさとか怒りとか、ひとつに偏らない十代の女の子の心をその不安定さのまま描き出している感じがします。
 自分で言ってて今一つよく分かりませんが、それが桜庭作品を好きになった要因。
 砂糖菓子で感じた完成度が無いあたりに作者の若さを感じ、それ故に荒々しいけれど瑞々しい。登場人物一人ひとりの個を追い掛けやすい。無力な子供が、それを自覚しながら拳銃を持って世界に挑んでゆく――その中で浮き彫りにされる「少女」としての淡い魅力を描き出す筆致に、あらためて桜庭氏の真骨頂を見ました。
 「砂糖菓子」が好きな方に、是非お勧めです。

***

 mixiのレビューに記載したものと同じですがー。
 やはり桜庭さんの作品は大好きであるよ……ところで私は桜庭さんと同郷(県)なんだぜイエェーイ
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