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【1/23】 読まれるか読まれないか

 
 極論を言ってしまえば、書店には何万冊という本が置いてある訳です。
 もっと身近に落とせば例大祭にしても、東方という括りの中で3000というサークルがひしめき合っている人外魔境。その中で、当然読まれるものとして読まれる本など一冊として存在しないものです。

 私も近年は同人誌を作ってイベントに参加しております。読んでくれる人に直接お会い出来ることは間違いありませんが、同時に自分の本をぱらぱらとめくって、元に戻して立ち去って行かれる方も何十人単位である。
 誰も小説の価値を、ざっと見ただけで判断出来る筈がありません。
 けれど、読んでもらえるかどうかはその一瞬で決定してるのが実状です。

 冒頭やタイトルで惹き付けるんだ! という技術論はこの際横に置きましょう。そこに執着してたら、話が前に進まない。
 この世に、出して当然読んでもらえる恵まれた作品など唯の一つもありません。読んでもらえる理由は名前が有名だからかもしれないし、好きなキャラが出ているからかもしれない。自分の好きな舞台で描かれているからかもしれないし、とにかく長い小説が読みたいから、或いは文庫サイズの本が読むのに便利だというだけの場合だってあるかもしれない。
 そこに持ってきて、例えば創想話の流れの速度が何だというのか。
 本にして頒布しているイベントで、手に取って数秒めくっただけで無言の「却下」をもらった時、ではそのもどかしさをサークル参加者数の多さや、技術やセンスの問題として口に出来るのか。
 そこに答えが出るだろうか? ということになる。

 
 理想論かもしれませんが、そういう時に信じられるのは、自分が東方を好きという動機でちゃんと二次創作を書けているかどうかだけじゃないですか。
 技術論とか自分の好みとの相剋、まして創想話の点数に照らし合わせていたら、本当の「小説作品が読まれること(プロを含めて)」の実状を考えた時に答えなんて出てきません。
 読んでもらったら分かるから! なんて主張する人は居ないにしても、じゃあ本屋さんで立ち読みして本棚に返す人に、それを買わなかった理由を一々問いつめて理由が出てくるのかという話になる。


 同人である限りは、自分の好きなモノを書いて、読まれずならば読まれず読まれるなら読まれるという結果で判断出来ます。そりゃあ読まれる方が嬉しいし、そこに技術が物を言うことがあるにしても、同人で読まれることの嬉しさはすべからく、自分の好きなモノを書いてそれに共感してもらえたことにあるべきだと思うのです。
 技術を気にするな、読まれていない原因を追究するなとは思いませんが、あまり拘泥するのも考え物。世の中には本当に沢山の作品が溢れており、読んでもらえる方が貴重な事実なのです。読んでもらうことをベースで考えるから、辛くなる。
 不運を受け容れるだけでも一つの度量。読まれない理由ばかり考えると受動になり、結果の分析に東奔西走するけれど、世の中にはしかし三行の立ち読みですべてを判断して本棚に戻す人が沢山居る。
 創想話であまりの速さに流れてしまったなら、それは不運不遇の作品だったと思うしかない。上に何度も書いてますが、世の中の書籍などはもっと大きな「有効求人倍率」で業界を回されているのですよ。
 思い通りに行くことと、そうでないことはある。同人誌の「売上部数」や創想話の「スコアアタック」を基準に考えると、読んでもらうことをベースに考えてしまうでしょう。
 けれど百点満点の作品を書いて当然に恵まれるのだとすれば、どんなプロ作家だって苦労しないのです。
 技術の巧拙と同じように運の善し悪しは、世界に必ずある訳ですから。


 スターダムに成り上がった方々が、運だけで頂点に上り詰めたんだと言うつもりではありません。
 そこに関しては分かって下さい。
 ついこの間まで私も少し甘く見過ぎていました。作品を読まれないという事について、明確な理由が出ないことはいくらでもあります。
 ですが同人である限り、「それでも自分は自分の好きなものを書いている」という魔法の言葉が通用する。
 それなら、同人である限りは同人らしく居たら良いんだよと思います。好きなモノを一所懸命に描き続けて最後に一つまみだけの向上心を失わない人であれば、いつまでも不運ばかり続くことは無いと信じてみましょう。
 それらに真摯である限り、それを見ててくれる人は必ず居ます。
 心配しなくても大丈夫です。
  
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