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【12/6】 ひとりごとよ

 
 お節介にも私が懸念してるのは、予備知識が無ければ本が作れないとか、
 時間が、才能が、お金が、交友関係が無ければ本が作れないとか、
 決してそんなこと思わないで欲しいということだけ。

 とても当たり前のこと。
 最初は誰も本なんて作ったことない。
 ただそれを明言してもらうことで、幾許かの安心が
 誰かの心に実るかも? とも。だからこういうお節介をつい書いてしまう。


 界隈の賑わいが増すと全体的なレベルも上がっていきます。
 それにいきなりキャッチアップしていくのはしんどいです。
 もちろんキャッチアップする必要性、義務などはない。
 しかしながら、全体が底上げしていくと後から来る人は二の足を踏む。

 そういう人に対する心配が、冒頭の一節。お節介。
 ではしかし、行く手が遥か高みに霞んで見えない場合どうするか?


 
 ……本を構成する装丁、イラスト、デザインセンス、演出力、版型、
 校正・組み版、値段、部数という一つひとつに拘れる要素はあります。
 今の小説界隈、少なくとも周囲の方々は円熟期に差し掛かっております。
 最初はパンが焼けるだけでGoodだったトースターにやがてタイマーがつき、
 焼き加減を調整出来るようになり、パン以外のものも焼けるようになり、
 模様がついたり、焼くだけじゃなく蒸すことも出来るようになり…… 
 界隈全体が本という媒体を発展させ、やれることを少しずつ増やしている。

 それが円熟という段階。
 円熟を見せている中でも、「同人誌は自分の好きなように作るもの」とか、
 「何はさておき物語が面白ければ一番良い」とか、
 「できるだけ沢山の人に読んでもらいたい」とか、
 原初からの大原則を捨てた作家は多分一人も居ません。

 変遷しているようで変遷はしていない。
 ただ、円熟という時期を迎えていることが事実なのだと。

 原初の目的に向かうからこそ、外堀であるところを煮詰めていく、
 だからこその「円熟」であって、原点からの離散ではない。
 今すでに創作をしている私を含めた人々もまた、
 捨てがたい原点に両足をがっしり踏みしめながら、
 しかし新しいチャレンジを見つけて人と違う一歩を踏み出すことは、可能。



 簡単に言えば、装丁やデザインだけが同人誌の拘りポイントという訳では、
 決してないということです。決して。
 あのウェブSSの楽園・創想話から上がってきた方々は、
 生粋で同人誌メインでやってこられた人とはまた違う拘りを持っていたり、
 何かを悟っていたり。かなり肩の力を抜いて、作品を悠然と信じていたり。

 本は、物語は、紛れもなく色んな側面を持ちましょう。
 今日見えている側面で全てではありますまい。
 明日には見えない側面もありましょう。
 凄い、凄すぎるな人達を見ていると悉く遠く、追いつけそうにない。
 しかしながら、自分がせめて「ここだけでも」と拘れる場所は、
 本の普遍的な構成要素の中にさえ、まだまだ探せばあるはずです。

 創想話から出てきた人なんかは、
 創想話で涵養された創想話特有の技術やセンス、感性を持っている。
 それは大きな武器だ、と私は思いますし、
 その人は実は人が羨む、大きな鍵を手にしているのかもしれない。

 同人誌の舞台で名うての方々がさほど気に留めていないところで、
 まだ見ぬ自己のセンスや才能を掘り当てるというのも、同人創作の一興。
 たとえば私だってひょっとしたら、ある一部分においてでも、
 誰もが憧れるような作者の御歴々に対抗したり凌駕したり――
 そういう日をいつか手繰り寄せるかもしれない。

 同じ事が、今小説を書く方、書こうとしている方、書いていた方、
 すべての文章書きの頭上において言えるはず! です。
 世の流行は常に一定の方向しか向きません。
 なればこそ、囚われず近視眼にならないことが肝要でしょう。
 既成の流れにキャッチアップするのが、実は一番大変なのです。
 
 必ずできるとは限りませんが、自分ここだけは負けへんというのを
 見つけられたらば、そこから今の見慣れた地図を全く新しい物へと
 塗り替えられる日が来るのかもしれません。

 夢を見られる内は、素晴らしい作品を作りだす未来の自分も
 今しばらく信憑性を帯び、希望に満ちた夢見る手探りを続けられます。 
 
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