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【4/3】 創想話

 
 昨日今日と、久しぶりに創想話を旅しました。
 今も昔も変わらず、居心地の良い空気が流れています。
 変わった変わったと言われるけど、CGIと顔触れ以外は変わっていない。

 同人小説は元々さほど環境に恵まれていない分野。
 とかくレートや得点の競争に目を奪われがちながら、
 あれほど書き手と読み手がひとところに集い合える場所は稀有です。
 得点の勘定や綱紀粛正よりもまず、集える幸せを思います。
 100点は100点以上の重みです。
 


 そういえばここ数日とある別作品の二次SSに傾倒して分かったのは、
 東方の世界の寛大さでした。ラジオでお話したネタですが。
 思い思いに投稿された千差万別の作品をおおむね受け容れてくれるのは、
 東方ならではだと思います。東方こそだと感じます。

 今回携わった「別作品」の二次創作では、
 気を抜いたらすぐキャラクターが違和感を着込んでしまう。
 自分の好きな像をうまく投影できないもどかしさを知り、
 今まであまりにも得難い舞台で活動していたんだなあと感じました。

 そういう風土だから、数え切れない名作を創想話は育んできたわけです。
 一つのサイトで色とりどりの新作が一日に何作ずつも楽しめるのですから、
 思えば贅沢極まりありません。あれほど名作が生まれる土壌も頷けます。

 技術者としての切磋琢磨も大事ですが、
 あのコミュニティの末席で歓声を共有すれば不思議な一体感を味わえる。
 読者として携わっても、それは同じ。
 同人の本質に触れてるような気がしますね。

 ◆ 
 
 以下はひとりごととして、読者の私が好みに思うところを少し。
 今の創想話でこの人が好き、と列していの一番に出るのは深山咲さん。
 波長があうというか、言葉を大事にする作家さんが好きなのです。
 そのベクトルにおいて氏は出色だと感じ、見惚れています。

 全体的に、作品は結構選り好みもします。
 弾けたギャグ作品より、しっとり語ってくれる骨太な作品に食指が動きがち。
 長編には、知った人でなければ手を出しづらいかな。
 拾い読みするときの基準はタイトルだったり、作者名だったり。
 キャラは気にしません。おおむね誰でも来い、のことが多いです。
 
 唯一、日常的な俗語を使ってる作品は、読了を諦めることが時折。
 あっ、これは批判ではありませんよ。私の好みです。
 作品の語り手には、その人の中から生まれ出る言葉を使ってほしいのです。
 自分の言葉で語ってくれる人の作品ほど、私はのめり込みやすい。

 ……うまく言えないんですが、Twitterやキャラスレなんかで
 キャラ像を語るための共通言語、共通表現があるじゃないですか。
 ああいう紋切り型の表現がSSに入ってると、
 せっかくのSSが量産品に見えてしまう。

 読者と作者の間にあるコンセンサスを見越して言葉を使ったな……と思うと、
 作品の手づくり感も薄れて見えるのです。 
 まだギャグなら笑って済ませてしまいますが、
 一見骨太な筆致で語り手が立ち回っている――見せ場だ、と思うところで
 いきなり共通言語が挟まってくると、作品の世界から現実世界に
 強引に引き戻されるような感覚を味わいます。

 ああいう単語は意識しないで使っているのか、それとも意識して選んだのか、
 よく分かりません。あれは勿体ないと思います。
 向かい合っているものが作品ではなくなり、コミュニティになっちゃう。
 言いにくいですがそんな感じ。
 


 ――せっかくなので、以下は書き手視点として。
 よくいう「その場の情景が目に浮かぶような描写」というのは、
 あれら共通言語を排すだけでも随分近づける気がします。
 シチュエーションやキャラクターの「らしさ」は共有しても、
 言葉やノリまで共有することはないです。言葉は作者オリジナルがいい。

 その上で、読者と作者で同じ方角に向いている二次創作だから、
 情景を伝えやすいというのがあります。
 人間一人ひとり言葉の選び方は指紋みたいに違うので、
 自分の言葉で伝えることを忘れなければ、SS作家は個性に恵まれます。
 私も目指しているところです。
 


 取り留めのない話になってしまいました。最後に読み手視点に戻ります。
 これからそういう作家さんが増えたらいいなと、一つ希望を思ったのでした。
 
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