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【11/22】 ニコ動で「秒速5センチメートル」でした。

 
 Twitterに今し方書いてきたばかりなんですが、「寂しい」でも「鬱」でもなく
 「悔しい」なんですよ。この作品の感想は。
 互いに想い合い、遠く離れても切れなかった、切れるはずのなかった一本道が
 誰も間違わない、誰もおかしくないのにあっさり壊れてしまう。
 「もしもあの時」、それを何度も積み重ねて、
 些細だったはずの距離が秒速5センチメートルでゆっくりと離れていく。

 この感覚は「鬱」よりも「悔しさ」に近い。
 「虚しさ」とは思わない。大人はいろいろと知っているので……。
 ただそれを止められない、ただ見ているだけで、
 誰かの間違いに原因を探すこともできない、
 誰かの落ち度に救いを求めることも叶わない、
 我々はただ悶々と運命の輪転を眺めているだけ。
 全くもって、これを悔しいと言わずして何と言えるか。
 
 あと少しの距離、あとちょっとの時間、あと僅かな速さ、 
 「秒速5センチメートル」の一時間はそのひたすらな蓄積。
 絶えてしまった奇跡ダッタモノばかり、無数に生産されていく。
 新海作品特有の雄大な空の表情、刹那的に移ろう光彩、
 圧倒的に描かれすぎていて思い出を求めれば際限なくそれが色鮮やかになる。

 だからこの作品は犯罪的なまでに影響力が強い。
 凡百の感動じゃなく、一人ひとりの心そのものに実弾を撃ち込んでくる。
 無数にあったはずの一瞬、ゆっくり変わっていきやがて戻らなくなる現在。
 質量を持つ三人の想いが互いに交わらないもどかしさ、
 最後まで止まることのなかった時間を見守るだけの無力感。
 
 なんかTwitterで見てる限り意外と視聴者が少なかったっぽいですが、
 私にとってはやはり生涯指折りの作品と信じて疑わない。
 できるだけ多くの人に観てもらいたいと思える作品です。
 
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